三層アーキテクチャメモ
三層アーキテクチャメモ
概要
ハイパーバイザーを 2 ノード、NAS を使用した VM のライブマイグレーションを可能にするネットワーク構成について記載します。
構成図
詳細
- Hypervisor(SV1,SV2)
- オンボード 1GNIC・・・ILO と管理用リンクとして VLAN を設定して使用します。
- 10GNIC(PCIe 2ports)・・・ストレージ用と Vmotion 用リンクとして使用します。
- 1GNIC(PCIe)・・・サービス用リンクとして使用します。
- ネットワーク
- サービスネットワーク・・・サービスの通信が流れる公開側ネットワークです。
- Vmotion 用リンク・・・Vmotion 専用で Hypervisor の 10G ポート同士を接続します。
- ストレージネットワーク・・・Hypervisor と NAS を接続します。
- 管理ネットワーク・・・制御トラフィックと ILO のトラフィックを VLAN で分けてそれぞれ通信ができるよう設定
- 機器要件
- ストレージ側スイッチ・・・10Gbase-T 又は 10Gbase-SX、LAG が組めると良い
- 管理側 1G スイッチ・・・1Gbase-T、VLAN が必要
- サービス側 1G スイッチ・・・1Gbase-T、VLAN、LAG が組めると良い
- ルーター・・・お好きなものを Choice
- NAS・・・10Gbase-T 又は 10Gbase-SX、NFS が使えると良い
- 冗長化構成について
- 冗長化構成を組む場合は NIC を 2 枚、LAG を組めるスイッチを使用します。
- ストレージネットワーク側
- 10GNIC は 2 ポートのものを 2 枚使用し、別々の NIC のポート同士でリンクを構成します。
- NIC 故障に備え、10GNIC のそれぞれのポート同士でチーミングを行います。
- サービスネットワーク側
- NIC 故障に備え、1GNIC をチーミングし、1G スイッチで LAG を構成します。
- VRRP を使用し、ゲートウェイ冗長化を行います。
- WAN 側については別途考える必要があります・・・。
- いずれにしてもスイッチについてはさらなる冗長化のため、スタック構成+LAG の構成や MLAG なども考慮できます。
- ストレージネットワーク側